高すぎる、荷が重過ぎるなどの意味を表現
touch grass は、特に携帯電話やネットなどに夢中になり過ぎている人に、休憩を促すような時に使われる慣用表現です。
そのままの訳では「草に触れる」などのようになりますが、これは「外に出て、草をさわる」、つまりということで、実際は「現実に戻る」とか、「休息する」というな意味合いになります。
日本語ではまず出てこないような言い回しの一つでしょう。
ただ日本語だったら「土をさわる、大地と触れ合う」などと言えるでしょう。
それでは、以下の例文を参考に、この表現の使い方を覚えてみて下さい。
例文で確認しよう
A: I've been on my phone all day long today.
今日は一日中スマホをいじってるんだよね。
B: I guess you should touch grass every now and then.
時々は止めてみたほうがいいんじゃない。
ここでは「止める」と訳しましたが、もちろんスマホの使用を止めて「休息する」という感じです。
ところで my phone は「自分の電話」なので、「携帯電話」と現在では訳されます。
every now and then 時折、時々
A: We've been playing this PS2 game for over 12 hours, haven't we?
俺たちこのPS2のゲーム12時間以上やってるよね。
B: Right, let's touch some grass for a while.
そうだね、しばらく外の空気でも吸おう。
ここでは間に some を入れていますが、基本的には同じ意味です。
ただ、多少軽い気持ちが含まれていう感じがあるでしょうか。
単に、室内にばかりいて外で遊んだりしていないような人に対しても使ったりします。
A: Your son has been spending too much time indoors.
君の息子は最近は室内で過ごし過ぎだよ。
B: Yeah, that's too bad for him. I think he has to touch grass and get some fresh air.
ああ、あの子には良くないね。外に出て新鮮な空気でも吸わなきゃな。
後ろの get some fresh air がなくても同じような感じは伝えられますが、より具体的にそこを伝えられるでしょう。
他には take a break や relax などと共に言われる場合もあるでしょう。