英語教材の本質

初心者へ贈る英会話勉強方法

英語教材の本質を探る

現在流行の英語教材では、「聞き流すだけ」という売り文句(謳い文句)が使われているものがよく受けているようです。しかし、この「聞き流すだけ」というのは一体どういうことを言っているのでしょうか。

英語教材のうたい文句とは

主婦なら、料理や洗濯をいしている時に、ただBGMのようにして教材の英語を流しっぱなしにしておき、鼻唄でも歌いながら家事をこなしていれば良いということでしょうか。

車に乗ってCDやラジオの音楽を聴く場合など、日本語の曲なら何度も聴いているうちに、なんとなく部分部分は覚えて、一緒に歌えるようになったりします。しかし、何度聞いても、運転中に一つの曲を丸ごと覚えることは私にはできません。

突然、隣にいる友人などに質問されても、別の事を考えていたりしたら、ハッとして、「今なんて言ったの?」なんて聞き返してしまうことなどはよくありますよね。

学校の先生の説明をボーっと聞いているだけで、どれだけのことが頭に残るでしょうか。こそこそと隠れて友達と話しでもしていようものなら、名前を呼ばれても、全く気付かないなんていうのは日常茶飯事のことでしょう。

したがって、この「聞き流す」という行為は、物事を右から左に受け流すというようなことであってはならないはずです。(昔どこかで聞いたようなフレーズですが・・・)

赤ちゃんは、お父さんやお母さんが話しかけている時、じっとその顔を見ていることが多いはずです。これは、赤ちゃんが親の言葉を聞き流しているのではなく、意味は分からないにしても、一生懸命聞こうとしている証拠なのです。

この時、赤ちゃんは話している人の言葉に集中していて、他の事はほとんど耳に入りません。ただ、本人に聞いてみないと100%確実ではありませんが(^^;)

したがって、「聞き流すだけ」のような教材では、流れている英語(言葉)をある程度意識をもって聞いていなければ、何の効果も望めそうにないということです。少なくとも私はそう考えています。

これがうまくあなたの感覚的操作?に合致すれば、苦労して学習せずに英語をものにできるかも知れません。

集中力を保つ

つまり、どんな教材であっても、ある程度の集中は必要であり、その集中の度合いによって、習得の度合いも違ってくると私は主張したいのです。

そこで、他のことに気を取られないように、意識を集中させる方法として、シャドウイングという練習があります。

聞こえてきた英語をすぐに追いかけるように発音します。途中で知らない単語などがあったりしてわからなくなっても、聞き取れたものはできるだけ発音してみます。

その場合、あまり大きな声で発音すると、自分の声で聞き取りにくくなることがあるので、口の中で静かに言ってみるほうがよいと思います。

シャドウイングによって、気がそれるのを防ぐこともできるとうことですね。

このシャドウイングによって、何と言っているのか分からなかったものが、ハッと理解できる場合もあります。(私個人の経験です。)

目を閉じて流れてくる英語に耳を傾けるというやり方もありますが、これでも他の事を考えてしまう場合もあります。

ある程度の長文を聞く場合には、問題形式になっているもので、最初にその英文に関する質問があって、答えを探すようなものがかなり効果的ではないかと考えています。

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