昔風の考えや状態・状況などを表現する英語慣用句
old school は「古い学校」ではなく、「古い時代の」「保守的な」などの意味で使われる慣用句です。
school に芸術や哲学においての「派、学派」といった意味があるので、そこから考えると覚えやすいかも知れません。
前に a や the などの冠詞が付くことで「古い学校/校舎」という意味になることもあります。
それでは、例文を参考に使い方を覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: I hear that your father doesn't have mobilephone.
君のお父さんは携帯持ってないんだってね。
B: Yeah, he's really old school and doesn't have even a flip phone.
ああ、本当に保守的な人間だよ。ガラケーさえ持っていないんだから。
ここでの訳は「保守的な」としましたが、「昔気質の」や「古臭い」とかでも、意味が似ていれば何でも構いませんね。
flip phone は、スマホがなかった頃の折り畳み携帯で、いわゆるガラケーのことですが、これには feature phone という言い方もあります。
後ろに名詞を付けることもよくあります。
A: What kind of music do you listen to most?
君はどんな音楽を一番聴くんだい。
B:Umm, I like old school stuff like 50s and 60s.
う~ん、僕は50年代とか60年代の古き良き時代のものが好きだね。
もちろん、そのまま「古い学校」という意味での使い方もできます。
A: Why don't we test the courage at that old school?
今夜どこかで肝試しをしようぜ。
B: People say it's haunted for real. You'll be cursed.
本当にお化けが出るらしいから、呪われるぞ。
test the courage の courage は「勇気」ですから、まとめて「肝試しをする」となります。
haunted は haunt の過去分詞形で「お化けが出る」という意味になります。
cursed も curse の過去分詞で「呪われた」という意味になります。