英会話練習文34
俺のテレビゲームを壊したのは弟に決まっている。
レベル1
「~に決まっている(に決まってる)」という言葉は、独り言や会話などでもよく口にすると思います。
しかし、いざこの言葉を英語にしようとすると、うまく出てこないことが多いのではないでしょうか。
ただ、この言葉が無くても、伝えたい事は伝えられるかも知れませんので、取りあえずこの言葉を省略して残りの部分を英語にしてみます。
■ My TV game broke my brother.
日本語をそのままの順番で英語にしてしまい、このような言い方になってしまった方もおられるでしょうか。
これを逆に日本語に訳すと「俺のテレビゲームが弟を壊した。」となりますね。
これでは、テレビゲームが主語になっている状態ですから、弟を主語にすれば良いことが直ぐに分かると思います。
ところで「テレビゲーム」は、通常、英語では video game(ビデオ・ゲーム)やconsole(コンソール)などと言います。
TV game と言っても通じる場合があるかも知れませんが、これはあくまでも和製英語ですので、そのつもりで注意しておいてくださいね。(^O^)
近年では、任天堂の Wii や ソニーの Play Station などが広く欧米でも普及しているので、これらを持っている人なら、そのまま my
Wii や my Play Station(my PS)などと言うこともできます。
レベル2
■ My brother broke my video game.
これで「~に決まっている」という部分がない形としては、文法的に問題はなくなりました。
ただこのままだと、「弟が壊してしまった」という事実だけを伝えることになるので、やはり問題が残っていますね。
壊してしまったのが、弟だという確証はないからです。
そこで、一番簡単な言葉を代用して使えば、これを避けることができます。
それは、I think を使うという方法です。
■ I think (that) my brother broke my video game.
「弟が俺のテレビゲームを壊したと思うよ。」
「~に決まっている」という言い方より、かなり弱い断定の仕方ですが、無いよりはましなので、緊急の場合にはいろいろな場面で使えますね。
レベル3
さて、それでは日本語のニュアンスで「~に決まっている」と言うにはどうすれば良いでしょうか。
これには it goes without saying という定型語句が使えます。
■ It goes without saying (that) my brother broke my video game.
これは高校レベルの英語で習うものですが、単語自体は難しくないので、そのまま覚えておいても良いでしょう。
この表現は「それは言うまでもない」というような訳で出てくることがよくあります。
少し硬い言い方と思ったり、忘れてしまった場合のために、他の簡単な言い方もできます。
それは I'm sure です。これなら短くて済みますし、知らなかった方にもより覚えやすい表現だと思います。
I'm sure (that) my team will lose tomorrow's game.
「僕のチームは明日の試合には負けるに決まってるよ。」
I'm sure は「私は確信している」「~は確かだ」といったような意味でよく使われる表現なので、十分にこの例文のニュアンスに対応できる語句となります。
さらに、他の語句で表現することも可能ですが、たくさん取り上げても逆に何が何だか分からなくなるかも知れませんので、ここではこれくらいにしておきましょう。
ところで、「弟」は my little brother のようにも言えますが、my brother だけでも十分です。または、兄弟姉妹の名前をそのまま言ったりすることがよくあります。
初歩の英会話では、基本的に分からない言葉は置いておき、残りの部分を簡単な単語だけでも使って伝えられるようにしておきましょう。