望ましくない状態などからギリギリ免れることを表現する英語慣用句
dodge a bullet の dodge は「ドッジボール」のドッジと言えば、なんとなく「避(よ)ける」というイメージがつかめるのではないかと思います。
そして、bullet は銃の弾丸のことです。
つまり、これを直訳で使うと「弾丸を避ける」となり、もちろんこの意味でも使えます。
しかし、慣用句ですから別の意味で使うことがあり、「なんとか危険や厄介な問題などから免れる」的な感じになります。
鉄砲の弾は非常に速くて、当たると死んだり大怪我をしてしまので、それを避けるのは紙一重になることがよく分かると思います。
dodge the bullet と言うこともあるようです。
それでは、例文でこれを使ったいくつかの例を見ながら覚えていってくださ。
例文で確認しましょう
まずは、事故などの物理的な危険を回避できた場合の例です。
A: Whew, the plane I was going to catch ditched offshore.
ヒャ~、僕の乗るつもりだった飛行機が海に不時着したぞ。
B: Wow, you dodged a bullet, didn't you?
わ~、あなた危なかったわね。
A: But fortunately, no one seems to have been injured.
でも、幸運なことに誰も怪我はしなかったみたいだね。
dicth 不時着する、脱線する
次は好ましくない状況から逃れる場合の例です。
A: My daughter managed to make the cut.
娘は何とか決勝ランドに行けたよ。
B: I thought that she would dodge a bullet.
あの娘だったらギリギリ切り抜けられると思ったよ。
この場合は「予選敗退せずに済んだ」という意味合いになります。
make the cut は、特にゴルフでは「決勝ラウンドに進む」という意味でよく使われますが、「目的を達成する」「成功する」という意味もあります。
直訳では次のように使うことができます。
A: It's absolutely impposible to dodge a bullet, isn't it?.
弾丸を避けるなんて絶対に無理だよね。
B: I wish I were Keanu Reeves.
俺がキヌア・リーブスだったらなあ。
Keanu Reeves は「マトリックス」という映画の中の役で、スローモーションで弾丸をギリギリ避けるシーンがありましたね。
この場合、Bのセリフがなければ、どの意味になるのか分かり難いですね。
「避ける」は直訳で avoid という単語が使えるので、直訳では次のような言い方もできます。
A: My boyfriend swiftly hid under the bed when another one came.
もう一人の彼氏が来た時、彼氏は素早くベッドの下に隠れたの。
B: So you were able to avoid a difficut situation, weren't you?
じゃあ、厄介な状況は避けられたんだね。
difficult situation の部分は、他にいくつでも言い換えることが可能です。
bad/undesirable/unwelcomed condition などなど。
難しい単語はたくさんあるので、その時に覚えているのを使うえば良いかと思います。