自分ではどうしようもない、という意味の英語慣用句
can't shake は、その後に続く言葉によって「振り払うことができない」などという意味になりますが、自分では、止めたり避けたりすることができない事に対して使われる慣用表現です。
気持ちや不安な事だと「拭うことができない」や、身体の痛みだと「取り去ることができない、治らない」などと訳すことができます。
頭の中にある考えとか思いだと「考えずにはいられない」などの言葉で訳すこともあるでしょう。
それでは会話文の中で詳しく見ていきましょう。
例文で確認しましょう
A: I'm sure everything's going well.
全てうまく行っていると思うよ。
B: But I can't shake this bad feeling.
でもこの嫌な気持ちを振り拭えないんだよ。
この場合は、直観的な感覚や不安などを取り去るという意味で使っています。
A: Is there anythign you can't shake in your life, no matter how hard you try?
生きている中でどうやっても振り払えないものが何かあるかい。
B: Yeah, there're a lot of things I want to forget.
そうだな、忘れたい事はたくさんあるよ。
この例では、頭の中から取り去りたいもの、過去の失敗や嫌な出来事などが考えられます。
A: I have a terrible hangover today. I can't shake this.
今日はひどい二日酔いだよ。良くならないんだ。
B: How much did you drink last night?
昨夜、どれくらい飲んだの。
二日酔い、風邪などの病気といったような、身体の不調を感じるものなどもその対象として使うことができます。
A: I think you should drop the nasty habit right away.
すぐにでもその不快な癖はやめた方が良い思うよ。
B: I know, but I can't shake it so easily.
わかっているよ、でもそんなに簡単にはやめられないんだよね。
癖や習慣といったものも、この慣用句を使って表現することができます。