何かに凝っているという時の英語表現
be on a ~ kick は「~に凝っている、~にはまっている」という意味で使われる慣用句で、「~」には名詞や名詞の役目をする語句が入ります。
kick は日本語で「キック、蹴る」という意味でよく使われますが、「楽しみ、興奮」などの意味も持っています。
どんな時でも a が用いられるので、最初はちょっと違和感があります。
このフレーズで今興味を持っているものを相手に伝えてみましょう。
例文で確認しましょう
A: Do you like animals?
動物は好きなの。
B: Yeah, I'm on a snake kick now.
うん、今蛇にはまっているよ。
kick の前に入る単語は、猫でも犬でも車でも、名詞であれば何でも構いません。
自分の凝っているものに置きかえて言ってみましょう。
A: You know, she's been on a eating kick lately.
あのさ、最近彼女は食べることに凝っているんだよ。
B: Oh, no wonder she's getting fat.
ああ、どうりで太ってきているんだね。
動詞を ing形にして入れることもできます。
しかしその前にもやはり a がつきますよ。
これは interested in という、ありきたりの表現に言い換えることもできます。
I'm very interested in eating.
食べることにとても興味があるんだよね。
この意味で使えるその他のイディオムもいくつかあります。
eat sleep and breathe ~ 「寝てもさめても~ばかりする」という表現も、ネイティブらしい慣用句の一つです。
A: My daughter eats, sleeps and breathes smartphone.
娘は寝ても覚めてもスマホばっかりなんだよね。
B: So does my son. You can't do anything about it.
うちの息子もだよ。困ったもんだよ。
eat, sleep, breathe は「食べて寝て、息をする」ということになりますが、人間が生きて行くための当たり前の動詞を3つ続けて表現しているところが、とても面白い表現だと思います。
これ例文のように、主語が3人称単数の時は、当然にそれぞれの動詞に s が付きますよ。
これが少し短くなった live and beathe という言い方もあるようです。
もっと簡単に into という前置詞を使うだけの表現もあります。
A: Many foreinger seem to be into onsen very much nowdays.
この頃は外国人も温泉にすごくはまっているみたいだよ。
B: They are getting aware of how good it is, I guess.
温泉の良さに気付きいてきたんだじゃないかな。