感嘆すべきこと、驚くべきこと、などと言いたい時の英語フレーズ
wonder は、名詞で「感嘆すべきこと、驚くべきこと、不思議なこと」というような意味があります。
そこで no wonder とすると、「驚くような事ではない」ということから「当たり前、当然」などの意味で、会話上で頻繁に使われている英語表現の1つです。
単独でも使われますが、後ろに that などを伴って、それ以降の言葉が「~は当然だ」のようになります。
それでは、例文で使い方を見ながら覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: Tsuyoshi speaks English very fluently, doesn't he?
剛志はとても流暢に英語を話すわよね。
B: No wonder. He was born and raised in Canada.
当たり前だよ。あいつはカナダで生まれ育ったんだから。
「それはそうだよ、当然だね、決まってるよ」などいろいろな日本語訳ができますね。
※ fluently ペラペラ、流暢に
A: And his father is the president of a big company.
それに彼の父親は大会社の社長なんだよ。
B: So it's no wonder that he has that luxury car.
だったら、彼があんな高級車に乗っていても不思議じゃないね。
会話では It is や this is などは省略して言うことが多いかも知れませんが、この形で使えることを覚えておきましょう。
※ luxury 高級な、豪華な
A: His daughter is very good at singing.
彼の娘は歌がすごく得意なんだよ。
B: There is no wonder when she will become a professional singer-songwriter.
いつプロのシンガーソングライターになってもおかしくないね。
意味は同じですが、there is が先頭に来る場合もあります。
また wonder の後ろには why, when, what などの疑問詞を使うことも可能です。
似たような表現に no doubt という語句があり、これも日本語で「当たり前、当然」などと訳せることもあります。
A: You didn't steal the woman's handbag, did you?
お前はその女性のハンドバッグを盗んでないんだな。
B: No doubt about it. I was sleeping in my room at that time.
当たり前ですよ。僕はその時間は部屋で寝ていたんですよ。
doubt は「疑う、疑い」という意味があるので、この場合は「それについては疑いがない」といった意味合いで使われています。