英語教材のかしこい選び方

初心者へ贈る英会話勉強方法

英語教材を選ぶ

英語の学習には何らかの教材を利用するのが一般的です。そこで、英語教材の選び方についていろいろな面から考察してみましょう。

自分に合った英語教材の選び方は?

インチキ教材でない限り、どんな英語教材でも、やる気をもって望めばそれなりの成果は上がるはずです。

ただ、自分の目標にかなった教材を選ばなければならないのは言うまでもありません。リスニングが苦手なのに、英文法ばかり学習する教材は必要ありませんよね。

しかし、日本人の英語学習の多くは、英文法を学ぶところから始まっていると言えるでしょう。今でこそ、英語は小学校高学年から必須科目になりましたが、それもまずは英語に触れてみるという程度で、本格的に英語学習に接するのは中学校になってからです。

その中学での英語学習は、今でも文法が中心となっています。

ALTが月に何度か来ても、文科省の進める教育システムは、補助的なものに過ぎず、英語にすっかり浸るということはできそうにありません。

そこで、本格的に英語を習得するためには、個人で英会話学校に通ったり、英語教材を購入したりして、それなりの努力をしなければならないのが普通です。

さて、英文法の理解の程度に従って、間違った英語の使い方をせずに済む場合も多々あるので、英文法学習が一概に日本人の英語の熟達を妨げているとは言えないでしょう。

しかし、英文法を中心に勉強することで、そのことだけを考え過ぎ、間違いをおそれて、自分の主張が控えがちになってしまうということや、実際の会話では使われない使い方をしてしまう場合があります。

例えば、中学や高校で習う受動態にはかなりおかしなものもあります。

A. My father uses this PC every day.
    ↓↓
B. This PC is used by my father every day.
「このPCは毎日私の父によって使われます。」

Aのように話される事は少ないでしょうが、それよりもBのように話されることは、日本語においてもほとんど無いと言ってもよいのではないでしょうか。

これはあくまでも受動態の作り方の練習なので、仕方のない部分もあります。

つまり、文法的には正しくても、実際にはそんな言い方はしないと思われるような言い方をしてしまうことがあるということです。

例えば、英語をそのまま逐語的(ちくごてき)に訳してしまうことも問題です。

「あなたは甘い。」という日本語を You are sweet. とすれば、「あなたは優しいわね。」のように、全く違った意味になってしまいます。

あなたの考えていることが楽観的だという意味で言えば、You are optimistic. などにしなければなりません。

もしくは、That's just your wishful thinking. などとも言えるでしょう。

最終的には、読む・書く・聞く・話すための能力が、それぞれの満足の行くところまで行けばいいわけです。

会話だけで良いのなら、リスニング力とスピーキング力のみを鍛えるようにすればそれで十分でしょう。

しかし、それは日本語という、全く違った言語がすっかり身に付いた後では、なかなか困難な場合が多いかも知れません。

すでに学校生活を終えている方などで、英語の基礎が全く分からないという場合には、あまり文法など考えずにすむ、「聞き流すだけの英語教材」などを試してみる方法もあります。

ただ、聞き流すという言葉には注意が必要で、他の事をしながらも、流れている音声には耳を傾ける事を忘れてはいけません。

何と言っても”聞き流す”だけでは、音楽を聞き流すことと同じで、メロディーは覚えても歌詞を覚えることは難しいでしょう。

歌詞を覚えようと思えば、聞き流しているだけでは、いつまで経っても簡単には全部を覚えることはできないということです。短いフレーズでも口ずさむことで少しずつ覚えていくはずです。

全く未知の言語を勉強する場合には、この方法はそれなりに効果があると思いますが、ある程度文法を知っていて、どうしても文法が気になるという方は、中学英語程度の文法をしっかり身に付けてみる方法を取っても良いでしょう。

小さな子供でなければ、一般的には、言語学習で一番取り組みやすいのは、文字を見ながら学習する読みでしょう。次に書くこと、そして聞くこと、最後に話すこととなるでしょう。

もちろん、これはどんなレベルのものを対象にするかによって、異なることもあるかと思います。

ネイティブとの会話ではリスニング力とスピーキング力は必須です。

レベルが上がれば上がるほどスピーキングは殆ど待ったなしの状態になるので、この力が付いていけば英語そのものをマスターできることになります。

では、初級者がスピーキング力を鍛えることから始めるのは難しいのかと言えば、そうでもありません。

スピーキングから鍛える英語教材というのもあります。

頭に思い浮かばないものは、書くことも言うこともできません。

英会話力を上げたいのか、それとも単に学校や英検などのために英語を勉強したいのかということだけでも、その選択肢は大きく違ってくるはずです。

どんな教材であっても、自分の満足がいくレベルに達するまで、それを長続きさせる必要がある教材を見つけることが大切です。

まずは、ご自分の目標に合わせて、取り組み易いと思えるものを探し、十分に検討した後で購入してみてください。

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