日常英会話とは

初心者へ贈る英会話勉強方法

日常英会話の定義

英語ができるようになっても、頭が良くなり、日本語でできる以上の事が英語ではできるようになるということではありません。

ただ異なる言語を学習することによって、新たな知識や見識が増すでしょうから、その分、自分の考えが広がってはいくはずです。

そこで、ここでは日常英会話というものがどんなもので、どの程度のものかを私の独断で見ていきたいと思います。

日常英会話のレベル

よく言われる日常英会話とは、どんなレベルのものでしょうか。

日常会話の相手と言えば、大体は家族や友達ということになるでしょう。しかし、家族や友達だからと言って、いつも簡単で気楽な話をしているわけではありませんよね。

一般的には、医学用語が日常会話に使われる頻度は少ないと言えますが、医療現場で働く人たちにとっては、日常的な言葉と言えるかも知れません。

家族の人間がみんな医療関係者であれば、そういう難解な言葉や用語が日常の話の中で飛び出して来ても不思議ではありません。

アメリカの薬のCMなどを聞いていれば、医学的な超難しい単語だってたくさん出てきます。

CMで流れる難しい用語も、慣れてくれば何でもないので、日常の会話として成り立ってきます。

これは英語に限ったことではなく、日本語でも他の言語でも同じです。

英語が話せるようになるとは

少し飛躍し過ぎましたが、人によって使う言葉(用語や言い回しなど)は少しずつ違ってくるので、英語が話せるというレベルのとらえ方も当然に違うはずです。

例えば、「30日程度で英語が話せるようになる」のような感じでうたっている英語教材は、そのくらいの期間で、自分にとってどこまで満足のできるレベルまでいけるものなのかということは、非常に大切な事だと思います。

30日で英語が話せると言っても、もちろん、それはペラペラの英語ではなく、それまでほとんど英語が理解できなかった人であれば、相手の言うことが少しは分かるようになり、たどたどしくはあっても、なんとか単語を並べて英語らしく話せるようになる、というくらいの程度でも良いわけです。

英語がぜんぜん話せなかった人が、少しでも話せるようになるというのは、かなり自信がつくものですし、それだけでも十分満足できるものに違いありません。

しかし、裏返して言うと、ある程度英語の勉強をしてきて、何度か実際に英語で会話をしたことがあるような人にとっては、その程度くらいではあまり満足できるものではないかも知れませんね。

もちろん、そういう英語教材を使うことによって、これまでとは違った英語という言語の捉え方が出来れば、それはそれで価値のあるものになるでしょう。

英語が話せるようになるというのは、何も難しい単語を使い、難しい英語構造を駆使して話せるようになるというだけの意味ではありません。

「30日で英語を今の自分の日本語と同じように、思いのままに話せるようになる」だったら凄いことになるでしょうね。

2歳児くらいでも、ネイティブであれば英語を使って会話をするわけですし、そういう幼児でも我々からすれば十分に英語を話していると言えますよね。

ただ、そういう幼い子供たちが使う言葉には、幼児語が多かったり、発声がうまくなかったりするので、かえって日本人には分かりにくい場合もありますが・・・。

日本語でも、幼い子供が言っている事は、その親には分かっても、他人にはよく分からないなんてことがありますよね。

とにもかくにも、相手が話している英語を何とか理解出来るようになり、それに対して、文法が少々間違っていても、誤解されないような応答が、英語でできるようなレベルになれば、それはもう「英語を話せる」、つまり「日常英会話ができる」ということであっても良いのではないでしょうか。

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