誰が主語になるかをよく考えて英文にしてみよう。
この本を借りてもいいかい。
レベル1
思い浮かびやすい単語は、this, book, borrow でしょうか。
この3つの単語だと、まず指で本を指し示し、this book と言って、それから borrow↗ と、最後を上げ調子で言えば、おそらく通じるでしょう。
しかし、最初の「この」という単語は、「これは」と言えば this だとすぐわかるのですが、なかなか思い付かない生徒も案外たくさんいます。
「借りる」という単語も初心者には難しいかも知れませんね。そこで和英辞典で調べると、borrow の他に rent や hire などが出てきます。
中学生用の英和辞典でも、それぞれの使い方が書いてあるはずですから、最後までしっかり読んでみましょう。
日本文を考えれば、この場合は知人などの間での話になるでしょうから、お金を出して「借りる」ということにはならないでしょうから、borrow が最適な単語になりるでしょう。
This book borrow?
レベル2
さてさて、レベル1で出来上がった英文は、「?」があっても、英文としては完成していませんよね。
では何が足りませんか。英文には一番の基本として、主語と動詞が必要ですが、疑問文にするためにはこの英文の先頭に何かが必要です。
be動詞が好きな人が多いですから、Is this book borrow? のようにした方はレベル1よりもおかしな事になります。
「借りてもいいですか。」ということは、「~してもいいですか」という疑問文を作れば良いので、May I を先頭に付ければ一応は文法的な疑問文になります。
もしくは「借りることができますか。」と言い換えて Can I としても良いでしょう。
May /Can I this book borrow?
レベル3
レベル2の解答にはまだ問題が残っていますね。つまり、動詞の borrow が主語の次にこなければなりません。
May /Can I borrow this book?
これで英文法的には、完璧になりました。ただ、May I ~ という表現は、友達などの関係においては,、少し堅苦しく聞こえます。
また、このような質問には Would / Do you mind~ などの言い方もあります。
Would を使うと、丁寧に聞こえますので、初対面の人やフォーマルな場面で使うと良いでしょう。
日常的なカジュアルな場面では、先頭部分を省略して次のように言うことがよくあります。
Mind if I borrow this book?
borrow this book の部分を入れ替えてたくさん練習してみましょう。
★応用練習問題
上記の英文を参考に、次の日本文を英文にしてみよう。
●お父さん、彼女とドライブに行きたいから、今日一日車を借りてもいいかな。
解答例→