次の日本文を英文にしてみよう
君が小さい時は何になりたかったの。
レベル1
You small when what becomed want?
ここでも、いきなり「君」という英語が分からない人はいませんでしたか。
これもしっかり押さえておきましょう。目の前にいる相手のことをさす「あなた(たち)、お前(たち)、君(たち)」は1人でも、それ以上でも 基本的には
you しかありません。
この基本的という意味は、相手が2人いる時に you two と言ったりすることがあるということです。
さて、you はわかったとして、自分の力でどのくらいの単語が出てきましたか。
small は little でも構いません。
become の過去形は became ですが、せめて want の位置が become の所にあれば、まだ良かったかも知れません。
このままでは、相手に伝わる可能性はかなり低いと言えるでしょう。
レベル2
When you are small what did you want become?
文法的には small の後ろにコンマ(,)があった方がさらに良いということになります。
会話では、コンマやピリオドなどの記号は関係ないので、ある程度の間を取ったりすることで、英文の切れ目を付けたりしますが、これも人によりけりでしょう。
日本語に惑わされて「小さい時」の部分が現在形の are になっていますが、日本文全体の意味を考えて were と出来ていれば、もっとしっかり相手に伝わるでしょう。
また、want と become の間に to が必要ですが、会話では、この部分を速く発音すると want の発音に吸収されて、聞き取れないこともあります。
つまり会話ではこれがなくても、当たり前のように通用してしまうこともあるわけですが、もちろん正しくはないので、訂正が必要です。
これでも何とか理解は得られると思いますよ。
レベル3
What did you want to be when you were a kid?
be は、レベル1.2と同様に become とすることもできます。口語であれば be を使う方が多いかも知れません。
「小さい時」を「子供の時」と考えて、kid を使っていますが、child にしても良いですね。またはこれに little を付けてa little
kid などとすることもできます。
また、次のように文章を入れ替えることも可能です。
When you were a kid, what did you want to be ?
実は、この日本語も少し考え方を変えると、違った解釈ができます。つまり、「子供の頃になってみたかった事」なのか、「大人になってからの事」なのかということです。
「大人になった時の夢の話」なら、次のようにすることも可能です。
What did you want to be when you grew up?
これが、現在の話で「大きくなったら君は何になりたいの。」のような質問であれば、次のように言うこともできるでしょう。
What do you want to be when you grow up?
grow up は成長する(大人になる)の意味で、grow の過去形が grew です。
★応用練習問題
レベル3の英文を参考に、次の日本文を英文にしてみよう。
●小学校の時、私は看護婦さんになりたかったの。
解答例→