有難い、助かる、を慣用的な英語で表現する
could use だけであれば、「使うことができた」と訳すこともできるのですが、通常この語句は「~が欲しい、~が必要である」といったような気持ちを柔らかく表現します。
want は直接的な言い方になるので、少し遠回しに言いたい時に便利な表現となります。
could を can にして言うと「絶対に欲しい」と言ったような意味にもなります。
could use を1つの決まった言い方として覚えておきましょう。
例文で確認しましょう
A: Do you need anything else to become a politician?
「政治家になるには他に何か必要ですか。」
B: I could use more momey.
「お金がもっとあれば助かるね。」
この例文での could use は、その前の英文からも分かるように need に近い意味になるでしょう。
A; Would you like something to drink?
「何か飲み物はいかがですか。」
B: I could use a glass of beer.
「ビールが一杯頂けると有難いです。」
この場合は would like や want に置き換えることも可能ですね。
上記のように主語が I ばかりではなく he や she, it などの3人称で表現されることもありますが、そういった場合には、その主語に対して「~があって欲しい」というような意味合いになることがあります。
A: How do you like sushi in this restaurant?
「この食堂のお寿司は気に入りましたか。」
B:Well, it could use some more vinegar.
「もう少し、酢が効いているといいですけどね。」
この場合は the sushi needs some more vinegar ということになります。
ところで could use は状況によっては「~を使うことができた」ととれることもあるでしょうから、その場合には、その前後関係を考える必要がありますね。
練習問題
●次の日本文を could use を使って英文にしてみましょう。
1. もっと観光客が来てくれれば有り難いですね。
2. 彼女にはユーモアのセンスがあればいいんだけどね。ジョークが通じないんだよ。
sense of humor と take a joke を使います。
3. この貧しい村には水道と電気が必要ですよね。
水道は running water にしておきましょう。
解答と解説