まさか、構わない、などを英語で簡単に表現
as if という表現は「まるで~ようだ」などの意味で高校程度で習う仮定表現の一つです。
よくあるパターンでは、as if I were ・・・、のように、この前後に何らかの英文が付くことで文が完成します。
しかしながら、実際の会話では、この2語を使って「まさか、そんな馬鹿な」のように、(信じられないような事に対して)皮肉を込めて受け答えをすることもよくあります。
また別の語句が付くことで、一定の決まり文句になっているものいくつかあります。
文章とは違って、口頭においては省略されて話されることが多いので、短めの言葉で慣用句としても多用されています。
例文で確認しましょう
I feel as if I were seeing a real dinosaur.
「まるで本物の恐竜を見ているようだ。」
この英文では、文法通りに I were となっていますが、会話(口語)では I am と言う人が多いでしょう。
A: Hey, Tommy, is it Jack that passed the bar exam?
おい、トミー、ジャックが司法試験に受かったって本当か。
B: As if! He's idiot.
まさか~!あいつはアホなんだぜ。
この場合の as if の意味は I don't believe that. とか That's impossible. のように、全く信用できない、または、当てにならないような話しに対して使われています。
A: I hear Lisa's moving to another city next week.
リサは来月別の街に引っ越すんだって。
B:Well, as if I care. She's not my girlfriend.
え~っと、僕には関係ないよね。彼女じゃないし。
as if I care で「(俺の)知ったことじゃない」のような意味で使われます。
これは「まるで俺(私)が、リサが引越することを気にしているようだ」ということで、その反語の形をとっていっているわけです。
A: Why do you spend money as if there's no tomorrow?
なんでそんなにドンドンお金を使うの。
B: I have stomach cancer. I'm dying.
俺は胃癌なんだ。俺は死ぬんだよ。
as if there is/was no tomorrow は、直訳だと「まるで明日がないように」ということになりますが、「お構いなしにずっと」のような意味で使われ、as
if が like, is が was になることもあります。
練習問題
●次の日本文を as if を使って英文にしてみましょう。
1. もうまるで世界の終わりのような感じだよ。
2. 彼はまるで本当に天国で自分の母親に会ったかのように私に話をした。
解答と解説