あなたの物、お任せなどの意味を表す英語表現
all yours は、直訳的には「すべてあなたの物」ということになりますが、慣用句としてもこれと同様の意味合いで使えます。
実際の使い方としては、「あなたにお任せします」や「ご自由にどうぞ」といった感じになるでしょうか。
他の人のものであったり、その人のコントロール下のあるものなどに対して、相手などにかなり寛容に許可を与えたりする時に言うことがよくあります。
一般的には It's all yours. となることが多いようですが、主語や全体の形や順序が変わることがあります。
それらもついでに例文を参考に覚えていきましょう。
例文で確認
A: I want to drive with my girlfriend tomorrow. Can I use your car, Dad?
明日、彼女とドライブに行きたいんだけど、お父さん車使っていい。
B: Oh, that's great. It's all yours.
おお、そりゃいいな、好きに使ってくれ。
ここでは「ご自由にどうぞ」というのを、「好きに使って」ということでそれなりに意訳してみました。
決まり切った訳に固まらないようにしましょう。
主語が複数で受ける場合は当然に複数形になります。
A: These cookies look very delicious. Did you bake them?
このクッキーすごくおいしそうだね。君が焼いたのかい。
B: Yes, I like cooking. They are all yours.
そうよ、料理が好きなの。全部食べていいわよ。
主語が cookies と複数なので they と受けます。
最初の bake は、make でも cook にしても大丈夫です。
人を主語にして言うこともできます。
A: Are you available next sunday?
来週の日曜日は空いてるかい。
B: Ah, what is it? I'm all yours.
あ~、何?空きっぱなしよ。
Are you~? という疑問文に答える形になるので、ここは I am ~となりますね。
ここもかなりの意訳にしてみましたが、「私は全てあなたのものです」という直訳から考えれば、他にもいろいろな訳が付けられると思います。
suit yourself という表現がありますが、こちらは「勝手にしろ」と、少し突っぱねる感じがあるので注意しましょう。