受け答えに使われる英語慣用句
will do は相手からの依頼や指示、命令などに対して非常に簡単な答え方の1つとして使われる英語表現です。
この場合の意味は「やります、了解(しました)」などになります。
will は、単なる未来を表すということばかりではなく will do という語句の組み合わせによって、このような表現方法をとることがあります。
また、この語句を他の語句につなげることで別の意味になることもあります。
それでは、会話風の英文でいくつかの例を見ながら覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: I want you to make dinner tonight.
今夜はあなたに夕食を作ってもらいたいの。
B: Alright, will do.
いいよ、作るよ(了解)。
これは I will do it. を省略したものです。
alright は all right を簡略的に表記したもので、正式な文章で使うと問題があります。
これは want to を wanna と表記するようなものですね。
A: OK guys, get this job done by tomorrow morning.
いいかみんな、この仕事を明日の朝までに終わらせるんだ。
B: Yes, Boss. Will do.
はい、やりますよ。
これは guys(あなたたち)とあるので、We will do it. を省略したものになります。
get something +過去分詞で「~してもらう、させる」という意味になります。
★上記のような指示・依頼に対する返事とは違い他の意味で使うことがあります。
A: Why don't you have some more beer?
もっとビールはどうだい。
B: Oh, thank you, but that will do.
ああ、ありがとう。でも、もう十分だよ。
that は前文の事柄を受けており、これに will do を加えることで「それで十分だ、結構だ」などの意味を表します。
A: So what shall we eat for lunch?
じゃあ、昼ご飯に何にする。
B: Well, anything will do.
え~と、何でもいいよ。
anything will do というかたまりで「何でも結構です」というような意味になるので覚えておきましょう。
他にも either will do で「どちらでも結構です」など will do の前にいろいろと異なる単語をおいて表現することができます。
This car will do.
この車で良いです(十分です)。