状況を尋ねる時の英語表現
what's cooking という表現は、慣用句で使われると、料理とは全く関係のない意味になります。
つまり What's going on? や What's happning? などの意味と同様に、「何が起こっているのか、どうなっているのか」といったような感じになります。
また、これとは全く違って、挨拶の表現にもなっています。
直訳にして「何が作っているのですか」では全く意味が分かりませんね。
下記の例文を参考に、意味や使い方を覚えましょう。
例文で確認しましょう
A: Holy shit! What's cooking? My house is burning.
なんてこった。どうなってるんだよ。俺の家が燃えているじゃないか。
B: Look, someone ran away.
ねえ、誰か走って逃げたわよ。
この場合は What's going on? と同じで「何が起こっているんだ。」といった意味です。
◆文の一部として使うこともあります。
A: The flowerbed was messed up again.
花壇がまた荒らされているよ。
B: Wow, we have to find out what's cooking.
わ~、どうなっているのか調べないといけないね。
◆軽い挨拶の言葉にもなります。
A: Hi, John. What's cooking? How's your business?
やあ、ジョン。元気?仕事の方はどうだい?
B: Hi, Steve. I'm cooking with gas. Thank you.
やあ、スティーブ。順調だよ。ありがとう。
話の前後関係や、アクセントなどによって、挨拶の言葉として使われることもあります。
cook with gas は直訳で「ガスで調理する」ということにもなりますが、「(物事が)うまくいっている、順調である」という意味の慣用句になっています。
これも cook を使った表現なので一緒に覚えておくと楽しく会話ができそうです。
◆ついでですが cook を使った慣用表現は他にもいくつかあります。
A: Pal, what's up? You look upset.
おい、どうした。イライラしているみたいだね。
B: I was going to make a surprise proposal to Nancy, but Jessica cooked
my goose.
ナンシーにドッキリでプロポーズするつもりだったんだけど、ジェシカが(その計画を)台無しにしたんだよ。
cook one's goose で「計画を台無しにする、困ったことになる」などの意味で使われます。
goose はガチョウのことですが、「金の卵を産むガチョウ」というのがいましたが、それを料理してしまっては最悪ですよね。