慎重に行動することを英語の慣用句で表現
walk on eggshells は、直訳すると「卵の殻の上を歩く」となりますね。
卵の殻はとても割れやすいので、その上を歩く時は十分に注意して下さい。
って、普通そんな事をする人はいないでしょうから、これも比喩的な表現であることは明らかですね。
これは、割れやすい卵の殻の上を歩くようなつもりで、物事を慎重に行おうということを言っているのです。
eggshells は eggs とすることもありますが、現在では eggshells の方がよく使われているようです。
それでは、例文を参考に使い方を覚えてみましょう。
例文で確認しましょう
A: I didn't know that James has such a short temper.
ジェームズがあんなに気が短いとは知らなかったよ。
B: So you have to walk on eggshells when you are around him.
だから、あいつがいる時は用心しないといけないね。
eggshells を代りに eggs にしても通じますが、ちょっと古いと思われるかも知れません。
A: Lining up 10,000 dominoes must be a daunting tusk.
ドミノを1万個並べるのは骨の折れる作業に違いないよね。
B: Yeah, I was walking on eggs while I was working on it.
そうだよ、並べている時は細心の注意を払っていたからね。
後ろの working on it は、「~に取り組む」という意味で walk と発音が似ているため、韻を踏む感じで使ってみました。
昔は walk の代わりに tread が使われていたこともあったようです。
これと似た表現に walk on thin ice というものもあります。
A: The dinosaur fossile seems to be very old, doesn't it?
この恐竜の化石はすごく古そうだよね。
B: Right, we will have to walk on thin ice to unearth it intact.
そうだね、傷つけずに掘り出すには十分に注意しないといけないな。
earth は「地球」という意味だけではなく、「大地、土壌」などの意味があり、それに un を付け unearth とすると「掘り起こす、暴く」などの意味の動詞として使えます。
intact も難しい単語ですが、「傷一つ付けずに完全な状態で」という感じで使われる形容詞です。