物事が未解決だということなどを表現する英語慣用句
up in the air は「空中に」というような意味から、「未決定の」や「未解決の、不確かな」などの意味を表す慣用句となっています。
物事の状況が地に着かず、ふわっと浮いているような感じです。
この表現にも難しい単語は入っていませんが、いくつかの違った意味で使われる場合があるので、会話の内容や文脈から理解する必要があります。
それでは、例文を参考にいくつかの使い方を覚えていきましょう。
例文で確認
A: Have you decided to quit the company yet?
もう会社を辞めることを決心したの。
B: Well, it's still up in the air. My wife seems to want a stable life.
う~と、まだ決めてないんだよ。妻は安定した生活を望んでいるみたいなんだ。
この表現は still と一緒に使われることがよくあります。
stable 安定した
A: The police annouced that they identified and arrested the culprit.
警察は犯人を特定し逮捕したと発表したね。
B: I think the case is still up in the air. I read that no pysical evidence has been found.
その事件はまだ解決していないと思うよ。何の物証も見つかっていないらしいからね。
同じ言い方であっても、こちらは「未解決の」という意味になるので、英文だけの時には話の前後関係が大事になりますね。
in the air という言い方は、そのまま物事が空中にある状況・状態を意味するので、これに様々な語句が付いて表現されます。
例えば go up in the air とすると、ひどく怒っている感じを伝える慣用句になります。
A: Why did Abbie go up in the air yesterday?
どうしてアビーは昨日カンカンに怒っていたの。
B: Someone trampled her flowerbed.
誰かが彼女の花壇を踏み荒らしんたんだよ。
trample 踏みつける
この言い方であっても「空中に舞い上がる」というような意味で使われることもあります。
The big balloon went up in the air but it exploded soon.
「その大きな風船は空に舞い上がっていったが、すぐに破裂した。」
up が無くても上記のような意味で使われることもあり、またその場合、何かの雰囲気が周りに感じられる時に使われることがあります。
There was an evil feeling in the air when I went into the old house.
「その古い家に入った時不吉な感じが漂っていた。」
ここでもやっぱり、話の流れを理解する必要がありそうですね。