などの意味を表現
the works は慣用句として、単純に言うと「全て」という意味になります。
work は基本的に「仕事」や「働く」といった意味でなどで中学英語から出てくる簡単な単語の一つですね。
ところがこのように the を付けて works と複数形にするとかなり違った意味になったりします。
英和辞典の GENIUS には the (whole) works として「ありったけ全部」「一つ残さず全て」などの表記がありました。
それでは、以下の例文を参考に、この表現の使い方を覚えてみて下さい。
例文で確認しよう
よく使われるのは、いくつかの物を並べてその最後に付ける言い方です。
A: Your camping car looks very cool.
君のキャンピングカーってすごくいいね。
B: Thanks. It has a TV set, a kitchen, a shower room ー the works.
どうも、テレビやキッチン、シャワールームとか何でも全部あるんだよ。
the works の前の横棒(エムダッシュ)は、文を区切るような括弧やコンマ、セミコロンなどの代わりに使われることがあり、この場合は、前の内容をまとめている感じですかね。
with を伴って使われることもよくあります。
A: Michel, what do you want to eat for lunch?
マイケル、お昼は何を食べたい。
B: Well, I wanna eat a 20-inch pizza with the (whole) works.
そうだな、20インチの全部トッピングしたピザが食べたいね。
この例文のように whole を真ん中にもってくる言い方もあります。
whole があることで「全部」という意味をより強調することになるのでしょうね。
他にも the works で、時計や機械などの仕掛けの部分といった意味になることもあります。
A: I wonder how that vehicle is moving?
あの乗り物はどうやって動いているんだろうかなあ。
B: Oh, do you want me to tell you the works of the machine? It's very simple.
その機械の仕掛けを教えてあげようか。すごく簡単だよ。
give someone the works として「人にひどい仕打ちをする」といったような意味になることもあります。
A: Why did you divorce Tommy?
どうしてトミーと離婚したの。
B: He gave me the works. One night he slapped me so hard many times.
私にひどい仕打ちをしたのよ。ある晩、私を何度もひどく叩いたのよ。
この言い方でも前後関係によって「全てを与える」といった意味になることもあります。
また get the works from などとすると「~からひどい仕打ちを受ける」となります。
なお works には他にもいくつかの違った意味があるので、全体の意味を理解する必要があります。