おせっかいを焼く、出しゃばる、など意味を表す英語フレーズ
stick one's nose は、「おせっかいを焼く」や「干渉する」などと訳されることがある英語慣用句です。
stick には様々な意味がありますが、ここでは動詞として「突き出す」という意味で考えます。
そして nose は「鼻」ですから、直訳では「鼻を突きだす」ということになります。
この意味で使えるのは当然ですが、英語の慣用句として「お節介を焼く、出しゃばる、口を出す」などの日本語に該当することになります。
日本語だと、この通り「口」を出すのですが、英語の世界では「鼻」を突き出すことによって”余計な世話を焼く”というようなことになるわけですね。
それでは、例文でこの使い方を覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
この慣用句を次の語につなげるために in を使うことがあります。
A: Jesica tells me not to quit my job. I'm fed up with the current boss.
ジェシカは私に仕事を辞めないように言うのよ。私は今の上司にうんざりしているの。
B: She always sticks her nose in everything. Don't care about her.
彼女はいつも何でもかんでもお節介を焼くわね。放っとけばいいわよ。
one's は主語に従ってその所有格にします。
be fed up with ~にうんざりする
in を into にして表現することもあります。
A: Shall I invite him to the party, too?
彼もパーティーに呼ぼうか。
B: No, don't stick your nose into our relationship. It's over.
やめて、私たちの関係に口を出さないでよ。もう終わったのよ。
stick を poke にして言うこともあります。
A: Why did you say such a thing to my husband?
何で夫にあんなこと言ったの。
B: Sorry, but I didn't mean to poke my nose in your family matters. I just wanted him to get along with you.
ごめんね、でも家庭の事情に口を突っ込むつもりはなかったの。ただあなたと仲良くやって欲しかっただけよ。
poke には「突き出す」や「捜し回る」などのいみがあります。
get along with ~とうまくやる
stick one's nose in the air とすると「偉そうにする」となります。
A:You know, my son graduated from Harvard niversity.
あのね、私の息子はハーバード大を出てるのよ。
B: So what? You shouldn't stick your nose in the air.
だから?偉そうな顔をするんじゃないわよ。
graduate from ~を卒業する
ちなみに stick の変化形は stick - stuck - stuck となるので時制の変化にも対応しておきましょう。