を伝える英語慣用句
go down the rabbit hole の rabbit hole は、そのまま「兎の穴」という意味があるのですが、このイディオムでは当然にその訳にはなりません。
この言葉は、何かに没頭して無駄な時間を過ごしてしまったり、「戻れない道に進んでしまう、本筋から外れる、不思議な体験をする」などの意味を表現します。
最初に使われたのは1600年代らしいのですが、上記のような意味では1865年に書かれた不思議の国のアリスが由来になっているようです。
それでは、この表現がどのように使われるかを、下記の例文を参考に使い方を参考にしてみて下さい。
例文で確認しましょう
A: I tried to learn a computer program for months but found it too difficult
for me to understand after all.
コンピュータのプログラムを何か月も学ぼうとしたけど、結局僕には難し過ぎて理解できないことが分かったよ。
B: Oh, so you went down the rabbit hole, eh?
あら、じゃあ無駄に時間を費やしたってことね。
この例文では waste a lot of time ということになりますね。
A: Let's go to the mammoth shopping mole opend last week. I want a brand-new
smartphone case.
先週オープンした大きなショッピングモールに行きましょうよ。新品のスマホケースが欲しいのよね。
B: Okay, but you may go down the rabbit hole and buy many unneeded things, huh?
いいわよ、でも横道に外れて、不必要な物をいっぱい買っちゃうんじゃない。
この場合は deviate from the original purpose などの語句でも言い換えができますが、少し難しいのでやっぱりこの慣用句の方が覚えやすいですよね。
go の代わりに fall や enter などを使うこともあります。
A: Didn't you fall down the rabbit hole when passing through the shabby house?
その古びた家を通り過ぎる時不思議な体験をしなかったかい。
B: Yeah yeah, I felt like I saw a wired white light.
そうそう、奇妙な白い光を見た気がしたよ。
この場合、直訳的には have a strange experience などとすることもできるでしょう。
A: This online game is realy amusing, I'm likely to enter a rabbit hole.
このオンラインゲームは本当に面白いね。抜け出せなくなりそいだな。
B: Right, I play until late every night. I'm hooked on this.
だろ、僕なんか毎晩夜遅くまでやっているよ。ハマっちゃったよ。
be (get) hooked on は「~にハマる」という意味で、非常に使える慣用句なので覚えておきましょう。