驚きや怒りなど強調する英語表現
on earth の earth は、本来「地球」という意味ですが、これに on が伴って「一体(全体)」というように、驚きやいらだち、怒りなどの気持ちを強調します。
what や why, where , how などの疑問詞と共に使うことが非常によくあります。
否定文の中でも、その否定の協調として使われます。
また、「世界中(地球上)で完全に、絶対的に」といったような意味でも使ったりします。
同じような意味と使い方ができる in the world, in (all) creation や、 the hell, the heck というスラングもあります。
それでは、例文を参考に使い方を覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: Where on earth was the criminal hiding?
一体(全体)その犯人はどこに隠れていたんですか。
B: According to what I heard, he was in the attic of a public restroom.
聞いたところによると,公衆トイレの屋根裏にいたらしいよ。
疑問詞+on earth の典型的な使い方です。
according to ~によると
attic 屋根裏(部屋)
A: What animals on earth do they keep in the house?
一体あの人たちは家でどんな動物を飼っているの。
B: I guess that they keep snakes and lizards.
蛇とかトカゲを飼っているんじゃないかな。
What animals on earth のように、疑問詞に他の語が付いた形でも使用可能です。
※ liozard トカゲ
A: The big man looks very strong.
あの大きな男はすごく強そうだな。
B: Well, no one on earth can beat me in a fight.
ほ~、喧嘩で俺に勝てる奴なんてこの世にはいないぜ。
on one 「誰も~ない」という否定形の中でその強調をするように使われている例です。
訳は直訳的に「この世には」としましたが、「絶対に、全然」などでもいいと思います。
A: Look! the tsunami washed away all the people and the houses in the area.
おい、津波がその地域の人や家を全て押し流してしまったよ。
B: Oh my gosh, this is (a) hell on earth.
なんてことだ。この世の地獄だ。
これは hell と on earth が一緒に使われた、「この世の地獄」という決まり表現です。
ほぼ直訳に近くなっているので覚えやすいのではないでしょうか。
※ wash away 押し流す、洗い流す