物事が大した事ではないことを伝える英語慣用表現
nothing to write home about は「大した事ではない、取るに足りない、話にならない、まあまあの」などの意味を伝える時に使える表現です。
この言葉の起源は、第一次世界大戦中に故郷から遠く離れた戦地で、軍人たちが使ったのが始まりのようです。
例えば、戦いで負傷したが、家に手紙を書いたりして伝える程のことではない、などの状況が考えられます。
それでは、以下の例文を参考に、この表現の使い方を覚えてみて下さい。
例文で確認しよう
A: The typhoon coming close is a little big, isn't it?
近づいてきている台風はちょっと大きいよね。
B: Yeah, but the rain seems to be nothing to write home about.
そうだね、でも雨は大したことはないみたいだよ。
nothing だけでも大丈夫なのですが、慣用句はいつでも、聞いたり読んだりした時に、すぐに理解できるようにしておきましょう。
★ nothing は not anything とすることもできます。
A: What did you find the new clothing store?
あの新しい衣料品店はどうなの。
B: Well, almost all clothes they sell aren't anything to write home about.
そうだね、売っている服はほとんどれも、どうでもいい物ばかりだね。
ここでも not anything という形だけで同じような意味を表現できます。
★上記の例とは反対の意味として使うこともあります。
A: You have something to write home about for today's headline, eh?
今日の見出し記事にすごい事があるだよな。
B: Yes, boss. China is likely to become a democratic country.
はい、中国が民主国家になりそうです。
「大した事ではない」の反対ですから「大した事である」というような意味になりますよね。
something だけで「大した事(者)」いみがありますね。
The man is something in the organization.
「その人はその組織の大物なのです。」
ところで、中国が民主国家になるのは有り得ないか、もしくは当分ないでしょうが、そうなればまさに大きな歴史的0一大事(big histric incident)となることでしょうね。