うまくいった、大当たりなどの意味を表現する英語慣用句
nail it の nail は名詞で「釘(くぎ)爪(つめ)」、動詞では「釘を打つ」という意味があるのはご存知かと思います。
ではこれに it を付けるとどうなるでしょうか。
その場合は「完璧だったね、言うことなし、大当たり」などの意味になりますが、これに主語が付いて使われることが多いようです。
つまり、You nailed it. となったりします。
それでは、例文を参考にいくつかの使い方を覚えていきましょう。
例文で確認
A: I think I was able to sing the song perfectly today.
今日は完璧にあの歌を歌えたわ。
B: Yeah, you nailed it. I'm sure you'll be a big pop idol.
そうだね、見事だったよ。きっとすごいポップアイドルになれると思うよ。
この場合は、先に「完璧だった」ということを言っており、それに合わせて使っているので、「言うこと無し、お見事」などの訳ができますね。
A: You like the girl with short hair in the next class, huh? I nailed it, didn't it?
隣のクラスのショートカットの娘が好きなんだろ?図星だろ?
B: Well yes, but how did you know that?
ああ、そうだよ。どうしてわかったんだ。
予想した事などが当たった場合は「大当り、図星です」などの意味でつかうこともできます。
◆未来形でも使ってみよう。
A: I don't think I'm likely to achieve H exercise.
H難度は習得しそうにないよ。
B: No no, You will nail it.
いやいや、君なら大丈夫だよ。
この「大丈夫だ」というのは「うまくいく」や「習得できる」といったような意味合いになります。
◆ it は漠然としたもので日本語に訳すことはあまりありませんが、具体的な単語にして表現することも可能です。
A: They nailed the impossible project.
あいつらは不可能なプロジェクトをやってのけたな。
B: Nobody could imagine that they would do it.
誰も彼らがそれをやるなんて想像できなかったな。