興奮や不安な気持ちなどを表現する英語慣用句
nail biting の nail は、ここでは名詞で「爪(つめ)」という意味で、biting は bite「噛む」 が ing形になったのもです。
つまり、「爪を噛む」のようなことになるのですが、これはスリルのある映画などを見ている時にする仕草を思い浮かべてみましょう。
その時の気持ちは「ハラハラ」だったり「ドキドキ」だったりすると思います。
書く時には nail-biting とハイフンを付けるのが一般的で、意味としては、ハラハラ/ドキドキする感じや、不安な気持ち表現する形容詞の役目をします。
exciting や worrying, anxious などと置き換えることができる慣用句です。
それでは、例文を参考にいくつかの使い方を覚えていきましょう。
例文で確認
A: He's reached the final(s) at last.
ついにあいつは決勝戦にたどり着いたな。
B: Yep, that'll be a nail-biting game.
そうだよ。ハラハラする試合になるだろうね。
この表現を忘れていたら、a thrilling game などと言うこともできます。
決勝戦は final に s を付けることが多いようですが、どちらにするかは個人の自由で~す。
しかも finals と複数形になっても a finals とすることがあります。
これもなかなか厄介な話ですが、あまり文法に縛られることなく、実際に使われている言葉をそのまま受け入れる事も必要でしょう。
A: How did you feel when you got the vaccine shot?
そのワクチン接種をした時どんな感じだった。
B: I felt nail-biting, but nothing bad happened to me.
不安だったけど、何も悪いことは起きなかったわ。
話の文脈で、この場合は anxious や worried などの意味になっています。
そのまま「爪を噛む行為」の意味としても使われます。
A: Rebecca has had a habit of nail-biting since she was little.
レベッカは小さい時から爪を噛む癖があるんだよ。
B: That is bad for teeth aside from fingernailes.
爪だけでなく歯にも悪いんだよ。
aside from は「~だけではなく」という意味で、よく使われる not only ~ but also という表現と併せて覚えておくと表現の幅が広がります。