せっかくのチャンスを逃すなど意味を表す英語慣用句
miss the boat は、直訳で「船を逃す」ということで、「船に乗りそこなう」というような意味になります。
しかし、これも英語の慣用句の一つで、「(のんびりとしていて)機会を逃してしまう」というような意味でよく使われます。
同じような意味の慣用表現として that ship has sailed など他にもあります。
忘れてしまった時は、直訳の英語を使えるようにしておくと良いでしょう。
それでは会話文を使って使い方を覚えていきましょう。
例文で確認
A: You know, I bought the company's stock. Its price is now comparatively
low.
あのさ、僕はその会社の株を買ったんだよ。今は株価が比較的安いからね。
B: Oooh, I guess I was going to miss the boat.
う~、絶好の機会を逃すところだった。
comparatively(他の物と比べて)比較的
A: I heard she's coming back to our town. Don't miss the boat.
彼女が俺たちの町に戻ってくるらしいな。チャンスを逃しちゃダメだぞ。
B: Yeah, I'm going to tell her my real feelings this time.
ああ、今度こそ俺の本当の気持ちを伝えるつもりだよ。
boat の代わりに bus を使うこともあります。
A: You don't want to miss the bus if someone offer you one million dollars, do you?
誰かが百万ドルを提示したらその機会は逃したくないよね。
B: Well, it depends on who does it and what it is.
まあ、それを誰が提示してきてそれが何かによるよ。
英語の直訳では miss the chance/oppotunity などとも言うことができます。
A: Why did Mark miss the chance of his promotion?
どうしてマークは昇進のチャンスを逃したんだい。
B: He had an argument with the president's daughter.
社長の令嬢と口論になったんだよ。
the chance の部分は a chance と冠詞を変えることも可能です。
miss の部分も throw away など他の語句が使えます。
そのまま直訳で使うとことももちろんできます。
A: You didn't come on time last sunday. Why is it?
先週の日曜は時間通りに来なかったわね。
B: Sorry, I missed the bus. I was just one step away, though.
ごめん、バスに乗り遅れちゃったんだよ。あと一歩というところだったんだけど。
直訳の場合は train や plane とかでもいいですよね。
慣用句になるのか直訳で良いのかは、その文脈や前後関係でよく考えてみましょう。