人の態度や事物の状態が地味であったりすることを表現する
low key は、そのまま考えれば、キ―が低いのは歌を歌う時などの「低い声」という意味になるでしょう。
しかし、慣用句としては「控えめな、地味な、目立たない」などの意味を伝えます。
文章の中の形としては low-key と、ハイフンで結ばれたり、また lowkey と、1つの単語になったりします。
また low-keyed となることもあります。
それでは例文の中で使い方を覚えていって下さい。
例文で確認しよう
そのまま一つの形容詞として使うことができます。
A: What did you think about his speech at the international conference?
国際会議での彼のスピーチはどう思いましたか。
B: Well, it was too low-key. So I guess it didn't touch people's hearts.
そうですね。かなり控えめだったですね。だから心に響かなかったと思います。
※ touch someone's heart 人の心に響く
直後に他の語句が続くことがよくあります。
A: Did you see the movie on TV channel 8 last night. It was a B movie.
夕べの8チャンネルの映画を観たかい。B級映画だったよね。
B: No wonder it was a low-key story.
どうりで地味なストーリーだったんだ。
B movie/film 日本語でいうところの「B級映画」で、そのまま同じです。
low-keyed という言い方をすることもあり、もちろん意味は同じです。
A: Do I have to continue low-keyed efforts to be a fluent speaker of English?
流暢な英語を話せるようになるには地道に努力をしなければいけないのかな。
B: Why don't you just make friends with American girl?
アメリカ人の女の子とでも友達になってみたら。
やっぱり英語上達の早道は常に誰かと英語で話し続けることでしょうね。そんな時ネイティブの異性の友達がいたら最高ですね。
声の低さを表現する場合もあります。
A: Don't you think that Sam's low-key voice is cut out for a narrator?
サムの低い声ってナレーターに向いていると思わないかい。
B: Yeah yeah, his voice is awesome. I love it.
そうそう、彼の声って渋いわね。すごく良いわよ。
be cut out for ~に向いている
low-key の反対は high-key となり、highkey や high-keyed などとなる場合も同じです。
A: I highkey wanna talk to her. She looks so cute, doesn't she?
彼女とすごく話してみたいんだよ。とても可愛いよね。
B: Oh no. Her appearance is good, but her inside is rubbish.
おいおい、彼女は外見はいいけど、中身はクズだよ。
この例文では副詞として「はっきりしている、とても」などの意味でかなり口語的な表現として使っています。
low-key と同様に high-key も声の高さを表現することができます。
A: The opera singer is marvelous, isn't she?
このオペラ歌手は素晴らしいわね。
B: I wonder how on earth he can sing in such a high-key.
いったいどうやったらあんな高い声で歌えるんだろう。