表わす英語表現
inside out は、服などを裏表にして着ている状態の時によく使われる言葉で、この意味で知っている方は多いかと思います。
そこで、「裏表に着る」ということは「あべこべに」という意味にもなりますね。
そういうところから、他の語と一緒に使われると「混乱を起こす」というような訳になることもあります。
この語句と似たようなう使い方がされる、語句も解説していますので、まとめて覚えておきましょう。
それでは、どいういった場面で使われるのか、詳しくは以下の例文を参考にしてみて下さい。
例文で確認
A: I didn't realize I was wearing my T-shirt inside out in front of many people yesterday.
昨日はたくさんの人の前でTシャツを裏表に着たいたのにきづかなかったんだよ。
B: That was so embarrasing, wasn't it?
それはすごく恥ずかしかったわね。
これは「裏表に、裏返して」という最も基本的な用法です。
know ~ inside out という形で「~に精通している、~を隅々まで知っている」といった感じので使い方ができます。
A: Okay, let's work out a plot to rob a bank.
オーケー、じゃあ銀行を襲う計画を練ろうぜ。
B: Hey, my brother knows the bank opposite of the train station inside out.
おい、俺の兄貴は駅の向かい側にある銀行のことは隅から隅まで知っているぜ。
plot は「陰謀、策略」などという意味があるので、work out a plot で、「悪だくみの計画を練る」といった感じに使えます。
さて、この語句に turn という動詞を使って turn ~ inside out とすると、「~」の部分に入る単語によって、全体の意味が少し変えることができます。
A: Why are you weeping? What happened to you?
どうして嘆き悲しんでいるの。何かあったのかい。
B: I had become a guarantor of my close friend, but he did a moonlight
flit. He turned my life upside down.
親友の保証人になっていたんだけど、そいつが夜逃げしやがったんだ。あいつのせい俺の人生は大混乱だよ。
do a moonlight flit は、「(借金から逃れるために)夜逃げをする」という意味ですが flit だけでも「夜逃げ、行方をくらます」という意味があるので、
moonlight が無くても通じます。
でも moonlight(月明り、月光)という語があることで、よりその感じが伝わるでしょうね。
さて、inside out の「裏表に」という意味では、「あべこべ」という意味でも使えるわけですが、これを表す言葉が日本語にもいくつかありますよ。
A: Did you wear your shoes on the wrong feet to school?
学校に靴を左右履き間違えて行ったことがあるかい。
B: Well, I wore a different shoe on each foot to school.
え~とね、違った靴をそれぞれの足に履いて学校に行ったことがあったよ。
特に小さい子は靴を左右逆に履いてしまうことがあるので、on the wrong feet
つまり、何かが普通とは逆になっているものを言及する場合の表現ですよね。
例えば upside down は、「上下が逆さまに」という意味で、手に持っている物が逆さまになっているような場合が考えられますね。
Look, holding it upside down, the man is reading a magagine.
「ねえ、あの男の人雑誌を逆さまに持って読んでいるわよ。」
また、back to front は「後ろ前に」という日本語に相当し、服の前側と後ろ側を間違えて着るような場合によく使われますが、そこから、これもまた「あべこべ」といった意味での使い方をされることもあります。
Be careful not to put the artistic work back to front, please. The lion should be at the back.
「この芸術作品はあべこべに置かないようにして下さい。ライオンが後ろ側になります。」
この例文では back to front を、物を逆向きに置くというような形で使っています。