人に注意を喚起する時の英語慣用表現
heads up は、単語的には「頭を上げろ」というような感じになりそうですが、呼びかけの言葉として「気を付けて」という意味合いがあります。
また、名詞で「注意喚起、警告、お知らせ」などの意味で使われるスラングです。
このような意味の場合には heads は必ず s を付けて複数の形で使うが普通です。
例文で確認しましょう
通りを歩いていて、誰かが頭上に注意するように呼びかけた状況です。
A: Hey, heads up! There's a construction above you.
おい、気を付けてね。頭の上で工事しているから。
B: Oh, this will be a tall buiding. Thanks.
ああ、これは高いビルはなるね。ありがとう。
この場合は、まさに頭を上げて気を付けるような喚起の形として使われています。
◆頭上に限らず、あらゆる事の注意喚起にも使えます。
A: Guys, heads up! This is a forest with many bears.
みんな、気付けてね。この森には熊がたくさんいるから。
B: Wow, why didn't tell us much earlier?
うわー、どうしてもっと早く教えてくれないんだよ。
Watch out や Look out などと同じように使える場合もあります。
◆ heads-up とハイフンで繋げて、一つの名詞として使うこともよくあります。
A: If you visit the country, you should be careful about picking.
もしその国に旅行にいくなら、スリに気を付けた方がいいよ。
B: Really? Thank you for giving me a good heads-up.
本当に?教えてくれてありがとう。
時にハイフンが付いていない場合もありますが、 a がその前に付くので
それが名詞で使われていることが分かるでしょう。
◆ところで head は動詞で「進む、率いる」などの意味があるので、特に head up とした場合、「率いる」との意味合いで使われることが多いようです。
I'd like him to head up this team next year again.
彼には来年もこのチームの指揮をとってもらいたい。