書いてある、を英語で表現
この石碑に何と書いてあるか分かりますか。
レベル1
まず、この日本文の中で難しい単語は「石碑」ですね。
これにはいくつかの言い方があるようですが、とりあえず stone monument (ストーン・モニュメント)で大丈夫でしょう。
■ Do you know what is writing this stone monument.
さて、この日本文を1つの英文にしようとすると、上のように少しややこしくなってしまい、初心者や初級者の方には非常に難しいものになりそうです。
この英文でも全く通じないことはないでしょうが、当然にこれでは正しくありません。
そこでいつものように、会話では長くなりそうな英語は短く区切って話すことに徹してみましょう。
そうはいっても、それをどのように区切れば良いかが問題ですね。
しかし、これも1つのテクニックになるので、それに慣れることも必要です。
そのために、できるだけたくさんの英会話や英作文の練習をしてみて下さい。
レベル2
この日本文を2つに分けると、それぞれ次のように出来るでしょう。
A.この石碑には何と書いてありますか。
B.あなたは分かりますか。
まず、A をレベル1の英文で表すと What is writing this stone monument? となりますが、いくらかの修正が必要です。
このままでは「この石碑を何が書いているか。」という意味になってしまいます。
「書いてある」は「書かれている」として受け身(受動態)にすることもできます。
受け身の形は「be動詞+動詞の過去分詞」となりますが、stone monument の前にも「~の上に」ということで on が必要になります。
What is written on this stone monument?
B は、Do you know?としても問題ないでしょう。
これらを並べて表現すると次のようになります。
■ What is written on this stone monument? Do you know?
会話的には、このような言い方をすることは十分にありますが、もっと簡単な言い方や、別の言い方も次のレベルで説明してみたいと思います。
レベル3
元の日本文が1つであっても、英文では2つになったりすることはよくあり、またその逆もよくあることです。
まず、レベル2の最後の2つの英文を1つにすると次にようになります。
■ Do you know what is written on this stone monument?
これは、know より後ろの文の主語が what になっているので、そのまま受け身の形で順番も変わりません。
ただし、この部分を受け身にせずに主語を別の物に替えて表現することもできます。
その場合は、this stone monument を主語にすることができます。
ここで出てくるのが say という簡単な単語です。この単語は、「言う」という意味で中学1年程度(今では小学校の英語の時間でも出てくるでしょう。)で習う非常に簡単ものですが、「書いてある」というような意味でもよく使われます。
what だけの英文であれば、次のようになります。
What does this stone monument say?
これに do you know を付けると下のようになります。
■ Do you know what this stone monument says?
この場合、what より後ろの英文が疑問文の形にならない事に注意して下さいね。
これは、最初に Do you know という疑問文の形になっているので、その後にもう一つ疑問文が付く場合は、疑問文にはしないということなのです。
また、know は understand に、 this は the などにする事もできます。
Do you understand what the stone monument says?