仕方ないという言い方を英語で表現

初心者へ贈る英会話勉強方法

英会話練習文37

仕方なく私は彼女に嘘をついたのです。

レベル1

この日本文の中で、まずつまづいてしまうのは、最初の「仕方なく」でしょう。

しかし、知らなかったり置き換えたりできない場合は、「仕方ない」ので、英語で言えそうな部分だけ英語で言ってみましょう。

「嘘」は lie(ライ)で、動詞としても「嘘をつく」という意味で使えます。

■ I lied her.

文法的に少し訂正が必要ですが、非常に簡潔なので、そのまま伝わってしまうでしょうから、当然にこれでは問題ですね。

まず、文法的な部分から言うと、「lie to +人」になるので、her の前に to が必要になります。


レベル2

■ I lied to her.

さて、「仕方なく」が思い付かなかった場合に、最初の日本語の意味にできるだけ近づけて伝える方法を考えてみましょう。

1つの方法としては、「~しなければならなかった」とすれば良いかと思います。

これには have to を使えばかなりうまく伝わるはずです。

ただし、過去の話ですからこれを過去形にすることを忘れないで下さい。

■ I had to lie to her.

lied も lie に直さないといけませんね。

また、「嘘をつく」という言い方は、「嘘を言う」ということで、tell a lie という言い方もできますね。

ただし、これは決まった言い方なので、 tell を say にしたりしないように注意して下さい。

I had to tell a lie to her.

または

I had to tell her a lie.

これでも、十分に伝えたい事が伝わると思います。



レベル3

さて、それでは「仕方なく」はどのような英語にすれば良いでしょうか。

これにもある程度決まった言い方(フレーズ)がいくつかあります。

その1つが can't help it で、「仕方がない。どうしようもない。」という意味で使われます。

例文は過去形ですから couldn't help it となります。

I couldn't help it (that) I lied to her.

またこれを It can't be helped と受動態の形で言う場合もあります。

It couldn't be helped (that) I lied to her.

その他には have no choice というのもあります。 choice(チョイス・選択)

これは次のように2文に分けて使うことも可能ですよ。

I told a lie to her. I had no choice.
「私は彼女に嘘を言ったんだ。他に選択が無かったんだよ。」

会話の流れや、気持ちの表し方の順番によって、この2文の順序が変わることもあるでしょう。

I had no choice. I told a lie to her.

また少し難しいですが、have no choice に but to を付けて表現することも可能です。

I had no choice but to tell her a lie.
「私は彼女に嘘を言わざるを得なかった。」

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