飲酒運転、~したら~だ、という表現方法を覚えよう。
お酒を飲んだら絶対に車に乗っちゃだめだよ。
レベル1
これまで何度もお伝えしているように、英文を作る上で最も大事なのは、主語とそれに対する動詞の選択です。
今回の日本文にも、その主語となるものを何にするかが、一つ目の問題になるでしょう。しかし、それもこの日本語が誰に対して言われているのかを考えれば、すぐに分かるはずです。
そこで、文章の最後で「だめだよ」と言っているのですから、目の前にいる相手 you にして英文を作ることもできそうです。
それでは、残りの日本語を順番に英語にしていきましょう。
まず「お酒」ですが、これは一般総称として alcohol という単語が使えるでしょう。
「飲む」は drink、「絶対に」は少し難しいので、辞書なで調べてみても良いですが、これはたくさんあるので、その文章の表す全体の意味をしっかり考えて決める必要があります。
例えば absolutely や at any price などいろいろ見つかるかと思います。
「車」は car, 「乗る」はride で良いでしょうか。
「だめ」は口語的に no good とかありますがどうでしょうか。
You are no good ride a car if you drink alcohol.
レベル2
ride a car で「車に乗る」とはなりますが、ここで「車に乗る」ということは、「車を運転する」という意味になるわけですから、変に突っ込まれないように
drive a car とした方が分かりやすいかも知れません。
また、前半の you における動詞が are と drive になっているので問題です。are を使わずに否定の形にしてみましょう。
You don't drive a car if you drink alcohol.
しかしこれでは、ただ「運転しない」になってしまいますので、「~してはいけない」という意味になるように must not(mustn't) にしてみましょう。
You must not drive a car if you drink alcohol.
これぐらいになると、かなりうまく伝わりそうです。
レベル3
会話で伝えるには、次のようにもっと簡単に言うことができます。
Don't drive if you drink.
普通 drive と言えば「車」、drink と言えば「アルコール飲料」のことだとそれぞれ分かるので、省略が可能だということですね。
それから if を after や when に変えて言うこともできます。
Don't drive after/when you drink.
この場合、after や when の後ろの you を取り、動詞にing を付けて表現することも可能です。
Don't drive after/when drinking.
かたい形式ばった言い方なら、最初の主語である you を 飲酒運転(drunk drive )などに変えて次のようにも表現できます。
Drunk drive is completely unacceptable.
drunk drive はdrink drive や drunken driving などいくつかの言い方があります。
また、ここで使っている completely「絶対に」も、utterly や totally といった少し難しい単語が使われることもあります。
ご自分のレベルや時間的余裕などを考慮して、覚えやすいものを優先的に覚えるようにすると良いでしょう。
標語的には次のようなものもあります。
Don’t Drink and Drive.