近道をする、節約をするなどの意味を表す英語慣用句
cut corners は「角を切る」という直訳から、「近道をする」や「省略する」などの意味で使われる慣用句です。
また上記のような感じから、「手抜きをする」や「節約をする」などの意味でも使われます。
つまり、何かを行う時に時間や費用、労力などを最小限度にして、状況によっては、今流行りの「時短をする」ということにもなるでしょうか。
通常は corners と複数形になることが多いようです。
それでは会話文の中で詳しく見ていきましょう。
例文で確認しましょう
A: Can I cut corners to go to the station from here?
ここから駅へ行くのに近道ができますか。
B: Yes, there's a shortcut. Turn left two blocks away.
はい、近道があります。2ブロック先を左に曲がりなさい。
「近道」は名詞では shortcut という単語が使えます。
他にも quickest route/way などと言うことがあります。
a lot of を付けて表現することもあるようです。
A: My wife's cooking hasn't been so good lately.
最近妻の料理があまりおいしくないんだよね。
B: You are cheating on her, aren't you? So maybe she's cutting a lot of corners, eh?
浮気でもしてんじゃないの。だから多分手抜きばかりしているんだよ。ちがう?
訳からも、この場合は、いろいろな手抜きをしていることを強調していると言えるでしょう。
in や on を使って「~で(の)手抜きをする」というような意味で文を続けることもできます。
A: Did you notice his house is tilted a bit? The constructor must have
cut corners in building it.
彼の家は少し傾いていることに気が付いたかい。建設会社が彼の家を建てるのに手抜きをしたに違いないな。
B: Right. It is infamous for corner-cutting.
うん、あそこは手抜きで有名だからね。
corner- cutting とすると名詞で「手抜き」となります。
A: It's a little warm this winter, isn't it?
今年の冬は少し暖かいよね。
B: Yeah, we don't need to cut corners to warm rooms.
そうだね、部屋を暖めるのに節約する必要がないね。
ところで cut a corner と、単数で言うことも可能です。