それはすごい、大したことじゃない、などの英語表現
big deal の deal は名詞や動詞などとしてよく使われる単語で、名詞としては「取引、契約、もてなし、(トランプの)手札」など色々な意味で使われています。
これに big を付けることで「それはすごいね」という意味になったり、逆に「大したことじゃない」という意味になったりします。
「それはすごいね」という意味では、そのままの意味にとって良い場合もありますが、皮肉を込めて言っている場合があるので、その会話の前後関係を理解することが大切になってきます。
もちろん big deal はそのままの意味として「大きな取引」ということでも使われています。
例文で確認しましょう
A: I caught 50K fish last week.
先週、50キロの魚を釣ったんだ。
B: Wow, big deal. Have you eaten it all?
わ~、それはすごいね。もう全部食べたの。
この例では「大したものだ」というそのままの意味です。
50K の K は kilos または kilograms の意味で「ケイ」と発音します。
A: I have to get up at 5 tomorrow morning to go to work.
仕事で明日の朝は5時に起きなきゃいけないだよ。
B: Heh, not such a big deal. My grandpa always gets up at 3 every morning.
へ~、そんなに大したことないじゃん。うちのじいちゃんなんか毎朝3時起きだぜ。
ここは、日本語的にも皮肉を込めて「それは大変だね」などと訳しても良いでしょう。
◆「大したことじゃない」と、はっきり言う場合も not をつけることもあります。
A:I had my purse stolen today. What a bad day!
今日ハンドバッグを盗まれたの。なんてひどい日かしら。
B: It's not a big deal. I had my car stolen.
大したことじゃないよ。僕なんか車を盗まれたんだから。
このように、本当に大したことであっても、逆に「大したことじゃない」と言うこともありますよね。
◆何かを誉められた時にも、謙遜するような感じで使うこともできます。
A: You got the MVP of this game. Awesome.
この試合のMVPを獲ったね。凄いよ。
B: It's no big deal. This is just a preliminary round.
全然大したことじゃないよ。ただの予選だからね。
not を no にするとさらに強調した言い方になります。
preliminary 予選の、予備の
◆ What's the big deal? という言い方もあります。
これも「それが何だって言うんだ」というような意味の決まり文句になっているので、ついでに覚えちゃいましょう。
A: I got dumped by him.
彼にふられたの。
B: Hey, what's the big deal? There're plenty more fish in the sea.
おい、それがどうしったて言うのよ。世の中には男は星の数ほどいるわよ。
There're plenty more fish in the sea. も決まり文句で、直訳では「海の中には魚はもっとたくさんいる。」ということですが、この対象は男でも女でも構いません。