行ったことがある、あるある、もういい、などの意味を表す英語慣用句
been there は元々、 I have been there. を省略したもので、「そこへ行ったことがある」や「その経験がある」などの意味で使われます。
また、been there, done that ということもあります。
しかしながら、この表現には「もういいよ」など、まったく違った意味で使われることもよくあります。
いくつかの違った意味があるため、話の前後関係が大切になります。
それでは会話文の中で、使い方を覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: Been there?
そこに行ったことがあるの?
B: Of course, several times. I like hot springs very much.
もちろん、何度もね。温泉が大好きだから。
この場合の been there は Have you been there? の略で、最後を上げて発音します。
◆「よくある」「そういう事ってあるよね」などの意味で使われることもよくあります。
A: When I'm about to drink hot coffee, a phone rings.
熱いコーヒーを飲もうとすると電話がなるんだよね。
B: Ugh, been there.
ああ、あるある。
この例文では、誰でも経験するような、よくあることに賛同するような言い方となります。この場合は最後を下げて言います。
I've been there. と省略せずに言うこともできます。
◆相手の話に興味がなく、少しうんざりした感じで答えることもできます。
A: Hey, Jack is a nice guy. Why don't you meet him once?
ねえ、ジャックは良い子よ。一度会ってみない。
B: Huh, ''I've been there. I don't want to go out with anyone now.
フン、いいわよ、もうそんなの。今は誰とも付き合いたくないの。
この場合は、以前にも同じような紹介があって、もううんざりしているといった感じです。
◆一番上の例文以外は been there, done that と言うこともできます。
A: You look bored. Do you want to play this online game?
退屈そうだね。このオンラインゲームでもしない。
B: No, been there, done that.
いや、いいよ、興味ないよ。
実際に経験のない事でも、興味のないものに使えます。
done that は I have done that. の略で、もともとは「それをやったことがある。」というような意味ですね。
この表現はぶっきらぼうに聞こえることもあるので、相手や状況を選んで使うようにしましょう。
been there, done that, got the T-shirt と、最後に「そのTシャツも持っている」という言葉を付けることもあります。