やっぱりなどの意味を表す英語表現
日本人は、とかく何でも「やっぱり」という言葉を、口癖のように言うことが多いと思いませんか。
そこでこの all in all という語句は、状況によって、それに見合う場合がある表現だと思います。
ただ、日本語で「やっぱり」と言う場合の多くは、あまり意味がなかったり、少し意味合いが違ったりすることもあるので、いつでもこれを使うことが適切であるとは言えないでしょう。
また、all in all には他の意味での使い方もあるので、それらもついでに例文を参考に覚えていきましょう。
例文で確認
A: All in all Japan is a nice place to travel around.
やっぱり日本は旅行するのには素晴らしい所だね。
B:Yeah, the people are very frinedly and polite.
うん、日本人は親切で礼儀正しいからね。
この場合の all in all は、他の国の人たちと比べたりして、あらゆる事を考慮しても、というような考えの中で使われています。
polite 礼儀正しい
A: I find Japanese food is very tasty all in all.
日本食は大体においてとても美味しいと思うね。
B: Right, especially sushi is popular worldwide.
そうだね。特に寿司は世界的に人気があるからね。
「大体において、全体的に見て、一般的に」というような言い方でも all in all が使えます。
この場合は generally や on the whole などという語句に置き換えることができるでしょう。
※ especially とりわけ
worldwide 世界的に
「やっぱり」という言葉は all in all ではなく after all という語句にする場合もあります。
A: You said you were going there by plane.
そこへは飛行機で行くって言ったよね。
B: Well, but I think train is safer and cheaper after all.
うん、でもやっぱり列車出行った方が安全だし、それに安いしね。
この場合の after all は、既に考えていた事とか予想していた事と違う結果を表現するような感じて使っています。
同じ日本語であっても、その背後にある意味が異なる場合があるので、同じ英語の語句を使うことができないこともあります。
◆また all in all には「全部で、合計で」という意味もあります。
A: How much was your new car?
君の新車はいくらしたの。
B: You know, this is a special order car, so it cost me about 300 million
yen all in all.
あのさ、これは特注車だから全部で3億円かかったんだよ。
この例では、金額の「合計」を意味しています。
◆「やっぱり」という言葉は、日本語では前言を取り消したり、それを強調したりする時によく使われるので、いくらでも「やっぱり、やはり」と訳すことは可能です。
Hey, the town is too far from here. Let's go back.
おい、その町はここからは遠すぎるよ。(やっぱり)帰ろうよ。
He was the real culprit. I knew it.
彼が真犯人だったんだ。やっぱりね。
※ culprit 犯罪者