カジュアルに、「よく、たくさん」などと言いたい時の英語慣用句
a lot というのは「たくさん」という意味で、中学校でも習いますが、その場合、数や量がたくさんあるという意味で使っていましたね。
しかし、その場合には of が付いて a lot of となっていました。
これも会話ではよく使いますが、他の違った語句と一緒になることで、より英語らしい表現ができます。
それでは、例文でこれを使ったいくつかの例を見ながら覚えていってくださ。
例文で確認しましょう
A: I think you really look like Prime Minister.
君は総理大臣に本当によく似ているよね。
B: Well, I get that a lot, but I don't like it.
あ~、それってよく言われるけど、嫌なんだよね。
この a lot は often の意味ですが、この表現で often を使うことはほぼないでしょう。
それは、I get that a lot という表現自体が「それはよく言われる」という決まり表現だからです。多分に使える機会があると思いますよ。
これには「もう聞き飽きたよ。」といったニュアンスでも使える、ある意味便利な表現です。
A: Hey guys, you'll be arrested, hunging around the place like this.
おい、お前ら、こんな所でたむろしてると逮捕されるぞ。
B: Get away, we get that a lot!
あっち行け、聞き飽きたよ!
聞き飽きたとか、それはよく聞くよ、といった場合には hear を使うこともあります。
A: You know what? The abandoned school is said to be haunted.
あのさ、あの廃校はお化けが出るんだってよ。
B: Yep, I hear that a lot.
ああ、それはよく聞くね。
※ abandoned 廃棄された
be haunted 幽霊が出る
さて、冒頭の説明のように a lot of で「たくさんの」という意味でよく知られていると思いますが、いつもこの訳になるとは限りませんよ。
A: A bangee jump is a lot of fun.
バンジージャンプって本当に楽しいね。
B: Holy shit! That's the last thing I want to try.
うっわ~、それは僕が一番やりたくないことだよ。
このように「すごく、とても」といった感じで、その後の言葉を強調するように使うこともあります。
a lot of fans は「たくさんのファン」ですから fun と fan にも注意しましょう。
最後は比較でよく使われる表現です。
A: How was skiing in Switzerlad?
スイスでのスキーはどうだった。
B: The ski resort was a lot better than I had expected.
スキー場は思っていたよりずっと良かったよ。
この場合の a lot は 比較級の単語の前に付けてそれを強調し「ずっと」などの訳でよく出てきます。
この a lot は much や far などの単語に置き換えることができる場合があります。