相手の言葉に相槌を打つ時の英語表現
that's a deal の deal は、名詞で「取引、契約」といった意味があり、そこからこのイディオムが生まれています。
このイディオムの意味は「それでいいです」「取引成立です」「それで結構です」などの日本語にできるでしょう。
簡単に deal のみでも、この意味で使うことがよくあります。
それでは例文で使い方を覚えていきましょう。
例文で確認しましょう
A: Yeah, I'll make a melody line and you write lyrics, right?
いいよ。僕がメロディーラインを作って、君は詞を書くんだね。
B: That's a deal.
それで決まりだ。
「これが商談だ」ということで、一番よく聞く言い方だと思います。
that は this でも it でも、あまり変わりはありません。
A: How should we sprit the profit? Fifty-fifty?
利益はどう分けるかな?フィフティーフィフティーかな?
B: Umm, not bad. Here's the deal, Okay?
う~ん、悪くないな。これで決まりだね。いいかい?
この例文では here を使っていますが、ここも that にしても問題ありませし、the を a にして言う人もいます。
また主語や動詞部を変えて言うこともあります。
A: I could give you this china at one million yen.
この陶磁器を100万円で譲ってあげてもいいよ。
B: Really? You've got a deal.
本当かい?商談成立だね。
have a deal でも取引をするということになり、主語が we とかにすることもできます。
※ ここの could は「~できた」ではなく、「~することも可能だ」という感じになります。
china 陶磁器
no (not a) big deal と否定形にすることで「大したことではない」という意味を表します。
A: Thank you for coming such a long way to pick me up.
こんなに遠くまで迎えに来てくれてありがとう。
B: It's no big deal. I just wanted to see you as soon as possible.
大したことじゃないよ。できるだけ早く君に会いたかっただけだから。
このように、感謝すべき行為に対して、この表現を使うことができます。
A: I'm terriblly sorry for being so late.
凄く遅れて本当にごめんね。
B: It's not a big deal. Only three hours.
大したことじゃないわよ。たったの3時間よ。
この場合は、謝罪に対する応答に使用していますが、皮肉交じりになっています。
「大したことではない」という意味では、not at all や no sweat, no problem など他にもたくさんの言い方がありますね。
同じ表現を繰り返し使うのはつまらないし、それしか言えないのかと、馬鹿にするネイティブもいます。
状況にあった言い方をうまく使えるようにしておきましょう。
他には What's your deal? で「どうしたの?」という意味で使われることもあります。
これは What's your problem? や What's the matter with you? などと同じような感じです。