あっという間に、は英語で何と言えるでしょう
僕の友達は、あっという間に2キロのステーキを平らげることができるよ。
レベル1
「あっという間」にという言葉が、すぐに思いつかなかったらどうしたら良いでしょうか。
そういう場合は、やはり、すぐに他の言葉に置き換えることができる力が必要ですね。
■ My friend can eat two kilo steak very fast.
とりあえず、「あっという間に」を very fast で補ってみました。
それから、「平らげる」は、ひとまず「食べる」で十分ですね。
これだと、直訳的には「僕の友達は、とても速く2キロのステーキを食べることができる。」となりますが、何とかうまく伝えることができます。
ただし、他に修正する箇所があります。
レベル2
「2キロ」は複数ですから two kilos とする必要がありますね。
もしくはハイフンを使って two-kilo とすることも可能です。
■ My friend can eat two kilos steak very fast.
ところで「僕の友達」という言い方にもいろいろありますので、これも少しここで考えてみましょう。
これは、my friend の他に one of my friends や a friend of mine などがありますが、どれもあまり意味は変わりません。
よく my friend は、友達が一人しかいない人が使う表現のように言われているようですが、この言い方を聞いたネイティブが、普通にそのように思うことはないでしょう。
それは、友達が一人しかいないなどとは、普通あまり考えたりしないからです。
突っ込もうと思えば、そのように突っ込めるでしょうが、あまり問題はないと思います。
それでも気になる時は、他の言い方にすれば良いでしょう。
レベル3
それでは、「あっという間に」という言い方を考えてみましょう。
実はこれにも決まった表現があります。
よく使われているのが before you can(could) say Jack Robinson です。
Jack Robinson は Mr. Smith など、色々な言葉に置き換えられることがありますが、私が最初に覚えたのは bougainvaillea(ブーゲンビリア)でした。
ブーゲンビリアは植物の一種なのですが、このように長い言葉がよく代用されています。
その逆に boo など、非常に短い単語が使われることもあります。
■ A friend of mine can eat two kilos steak before you can say Jack Robinson.
また、、「あっという間に」は、直訳で「とても短い間に」と言うこともできるので、in a very short time などとしても良いでしょう。
もっと短く言おうと思えば quickly という単語もありますね。
さらには in a moment や in no time という語句も使えます。
実は、「あっという間に」という英語は、「知らないうちに」という言い方でも表現できるのです。
これは例文集39にもあるように、ここでは、before you know it とすれば良いでしょう。
他には、all too soon という決まった言い方もあります。
All too soon I forget things I have studied.
「僕は、勉強したものはあっという間に忘れてしまうんだ。」
ところで、「平らげる」という言葉がありましたが、これは finish off という言葉にすることもできます。