英会話練習文38
念のために、もう1時間早く家を出発しよう。
レベル1
今回の例文の中で、1番、英文にし難いのは「念のために」という表現ということになるでしょうか。
しかし、これが無くても、残りの部分だけで言いたい事は伝えることができそうなので、まずは、簡単にできそうなところを考えていきましょう。(これこそが初心者の方がまずやるべきことです。)
■ Let's depart home more one hour early.
和英辞典で英語を調べると、かえって習ったことのない難しい単語を選んでしまう人も少なくありません。
ここでは「出発する」という言葉が少し難しい depart(ディパート)となっています。
もちろんこの単語を使っても間違いにはなりませんが、もう少しよく考えれば、もっと簡単な単語にすることもできるはずです。
しかも、この単語を使ったために余計な単語が1つ必要になります。
知らない単語がある場合は、まず、他の自分の知っている単語に置き換えられないか考えてみましょう。
レベル2
■ Let's depart from home more one hour early.
「~を出発する」という意味で depart を使う場合には from がその後ろに必要になります。
しかし、「出発する」は中学で習う leave という単語にすることができ、代わりにこれを使うと from は不要になります。
Let's leave home more one hour early.
ただ、これでもまだ不要な単語があったり、少し形を変えなければならない部分が残っていたりします。
その問題の部分は、もちろん残りの「もう1時間早く」のところなのですが、この「もう」は、「早く」を「さらに早く」、または「より早く」というように変化させることを考えれば分かり易くなると思います。
つまり、early を earlier にすれば良いということです。
■ Let's leave home one hour earlier.
one hour は an hour としても同じです。
これに「念のために」を付け加えれば、最初の日本文に対する英文の完成です。
レベル3
「念のために」を表現する英語には just to be safe という定型語句があります。
■ Just to be safe, let's leave home one hour earlier.
その他にも just in case など、いくつかありますが、あまり難しいものをたくさん覚えておくよりも、まずはこういった簡単な言い方をしっかり覚えて、万一に備えましょう。
そして、この「万一に備えて」も同じような意味ですね。
この例文では、その前後を入れ替えて言うことも可能です。
Let's leave home an hour earlier, just to be safe.
また、 in case of の形で、「~の場合に備えて」という表現もできます。
In case of a traffic jam, we should leave home a little early.
「交通渋滞に備えて、もう少し早く家を出発するべきだよ。」