~したら、という言い方にも慣れよう。
あなたは風邪をひいたら、すぐに病院には行きますか。
レベル1
「風邪をひく」や「病院に行く」などは比較的よくある定番の表現なので、こういったものを知っている人には、この問題はある程度簡単だったのではないかと思います。
それでは、ここでもまずは日本語の順番通りに英語を並べてみます。
あなたは you 風邪をひく catch a cold すぐに soon
病院 hospital ~へ行く go to
You catch a cold go to hospital soon?
これでも何となく伝わる可能性もあるでしょう。
実際の会話では、疑問文であっても、必ずしも文法的な疑問文の形にして言わないことは多いものです。
しかし、出来れば文法通りにも正しい英文にしておきたいですね。
レベル2
それでは、次のようにしてみるとどうでしょうか。
Do you catch a cold go to hospital soon?
これは2つの英文を混同してしまっているために、レベル1の英文よりひどくなったと言えるかも知れません。
アクセントの位置によっては、「風邪をひきますか。すぐに病院に行きなさい。」のような感じに聞こえることもあるでしょう。
そこでもう一度、日本語をしっかり読み込んで、英語を直していきましょう。
質問の中心は「病院に行きますか。」という方の日本文ですから、疑問文になるのはgo to hospital です。したがって、これに Do you
を付けなければなりません。
Do you go to hospital soon?
また do you catch a cold の do は取りましょう。
そして、この2つの英文を1つの英文にします。
Do you go to hospital soon you catch a cold?
しかし、この英文には、まだ何かが足りないような気がしませんか。
レベル3
レベル2の英文には、「~したら」という意味を表す語句が入っていません。
「~したら」という言葉は、「もし~したら」の if がまず思い付きやすいかも知れませんが、この場合には少し違和感があります。
なぜなら、風邪をひくというのは、日常的に誰にでもよくあることだからです。また、ここでは未来の事でもないので if より、「~の時」という意味で
when を使うのが自然です。
Do you go to hospital soon when you catch a cold?
また、初心者は if や when などを、日本語につられて間違った位置に持ってくることが多いので気を付けましょう。
× When do you go to hospital soon, you catch a cold?
○ When you catch a cold, do you go to hospital?
ところで「病院に行く」という言い方は、イギリスでは go to hospital で、アメリカでは go to the hospital となるのが普通です。
ただし、これらは大き病気などで通院や入院をするといった意味で使われることが多く、誤解されることもあるので、この場合は go to a/the
doctor という言い方がより良いと思います。
Do you go to a/the doctor soon when you catch a cold?
その他、go to see a/the doctor と言うこともあります。
より会話的になると、この to が省略されて go see a/the doctor となることがあります。
ただの診察や軽い風邪のような感じなら hospital ではなく clinic を使うことも可能です。